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マスクメロンの名前の由来「マスク」は仮面の意味ではない

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名前の由来

「マスクメロン」という名前の由来。一見、そのネット状の模様から「マスク」=仮面が由来かと思いがちですが、実は違うんです。

この美味しいメロンの名前は、「マスク」ではなく、「musk」という言葉からきています。

「musk」とは、もともとギリシャ語の「Moskhos」という言葉が起源で、これは「麝香(じゃこう)」という意味です。麝香とは、特定の動物が出す特別な香りのことを指し、このマスクメロンの香りがその麝香のように素晴らしいためにこの名前がつけられました。

つまり、外見のネット模様ではなく、その甘くて素敵な香りが名前の由来だったんです。メロンを選ぶ時、香りで選んでいるという方も多いと思いますが、まさにその香りがマスクメロンの大切な特徴なんですね。

マスクメロンの歴史

マスクメロンの歴史は、意外にもイギリスから始まります。19世紀末のイギリスで、この特別なメロンは「アールスフェボリット(伯爵のお気に入り)」という名で生まれました。この名前の由来は、ラドナー伯爵の農園で初めて作られたことから来ています。

そして、1925年には日本にもたらされました。日本では、特に静岡県の磐田温室農協丸静支所(現在のクラウンメロン支所)などで、このメロンの栽培方法が確立されました。こうして、マスクメロンは日本全国へと広まり、現在では日本を代表する高級メロンの一つとして知られています。

面白いことに、本国イギリスでは現在、この種のマスクメロンはほとんど栽培されていません。しかし、日本では昭和時代から続く伝統的な高級メロンとして、今もなお多くの人々に愛されています。このメロンは、日本の果物市場においても特別な位置を占めており、高級フルーツ店やデパートなどで見かけることが多いです。

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